Whistle

Sunday, November 6, 2011

Motivating Phrase 大事な宝物

人生山あり谷あり、誰もが実感することですよね。
そんな時、私の気持ちを奮い立たせてくれる一句があります。

H先生。
長年、病院のために尽力され、副院長、内科チェアマンを務められ、昨年末定年退職された偉大な先生です。
研修医時代、チーフレジデント時代、専門研修に入ってからも幾度となく相談に乗ってくださり、いつも的確なアドバイスで導いていただきました。

あれはちょうど今から4年前のこと。
チーフレジデントも終わりに差し掛かった春先の頃でした。
進路や米国留学について、H先生に相談に伺いに行った時のことです。

部屋の壁に貼られているフレーズがふいに私の目に飛び込んできました。

戦国武将、山中鹿之助の句。
(江戸時代初期の陽明学者、熊沢蕃山の句ともいわれています。)
辛いことがもっと身の上に降りかかってこい。自分の限界を試してやろう!
何とも熱くなる句でした。

「僕はいつもこれを見て自分を奮い立たせてるんだよ。よかったらあげるよ。」
とおっしゃり、壁から剥がして私に下さったのです。

いつも傍で見守ってくれる、心強い、大事な宝物です。

No comments:

Post a Comment