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Tuesday, September 27, 2011

Let's Find a House in Houston ヒューストンで家さがし (1)

さて、ヒューストンで家を探すにあたり重要視したのは以下の3つです。
①一戸建て
②学区が良い
③比較的勤務先が近い


①一戸建て
まず大前提として、テキサス州はアラスカ州に次いで面積が全米第2位とかなり広大な土地を有します。
そのため、地価が比較的安く一戸建ても夢ではありません。
ということで、育ち盛りの子供が二人いる我が家では、「アメリカンライフを満喫しよう!」という考えから、庭付き一戸建て物件を中心に探すことにしました。


②学区が良い
さて、ヒューストンに限らずアメリカのほとんどの都市では、良い学区ほど人気が高い、すなわち地価が高い傾向にあります。
日本では市街地や駅に近いほど人気がありますが、車社会のアメリカではその原則は成り立ちません。
ではなぜ良い学区ほど人気が高いのでしょうか。
それには、アメリカの教育システムを理解する必要があります。

■アメリカの教育システム
ポイントは
公立校はその学区に運営が委ねられている
という点です。

富裕層は高額な授業料を支払って私立の学校に通わせますが、大部分は授業料が無料である公立校に通わせます。
公立校はその運営を単一の市や町のためあるいは複数の町をまとめた地区のために作られた学区に委ねています。
学区はそれぞれが独立しており、学区独自で様々な判断を下します。例えば始業日、終業日、休日なども異なることがあります。

通常市や郡と同等とみなされ、課税や土地収用といった同等の権利も持つのです。また学区の組織は、教育委員会や理事会と呼ばれ、住民の直接選挙で選ばれたメンバーから成ります。
と いうわけで、学区がどれほど良く機能しているかは、常に住民の関心の的となっています。うまく運営されている学区では、安全で清潔な学校があり、レベルの 高い大学に多くの卒業生を送っています。それが学区内の不動産地価を上げ、ひいては学区運営に回される固定資産税の税収を増やすことになるのです。
*アメリカらしいなぁと感心するのは、毎年実施される全国テストなどにより全ての学校がスコア化され、それをオンラインで調べられる点です。
私がよく参考にするサイト

州と学名を入れると、スコア、評判、生徒の人種、課外活動などを見ることができます。

■ヒューストンの学区
さて、ヒューストンに話を戻しましょう。
ヒューストンには、Medical Centerを中心としたHouston Independent School District (HISD)、日本人補習校のあるMemorial地区を中心としたSpring Branch ISD、少し郊外にあるKatyを中心としたKaty ISDなど複数の学区があります。
いずれの学区にも非常に優秀な学校が含まれており、日本人も多く住んでいるということから色々と調査していました。
特にKatyは1990年代初頭から作られた新しい街で、比較的安価に新築の一戸建てを借りられることから、候補に挙げていましたが、勤務地であるMedical Centerまで通勤時間にひどい渋滞に巻き込まれるということで断念しました。
最終的にはHISDで物件を探すことにしました。
*School Zone Search Tool:HISD内で住所を入力すればどの学校に所属するか調べることができます。

■小学校と中学校
さて、学区を考えるうえでもう一つ大事なことは、「その学区には優秀な小学校と中学校の両方が含まれているか」、ということです。
HISDには非常に優秀な小学校が多く含まれているのですが、一方で中学校には偏りがあります。
州によって異なりますが、テキサス州では小学校は1年生から5年生、中学校は6年生から8年生となっています。
数年間滞在する方はお子さんが中学生になるかどうか予めチェックしておく必要があります。


③比較的勤務先が近い
これは意外と重要です。
当初はKatyやMemorialを考えていましたが、朝晩の渋滞に巻き込まれることを考えるとやはりどうしても二の足を踏んでしまいました。
家族に何かトラブルがあった際、すぐに帰宅できるという環境はとても大事ですよね。


最終的に、上記3つの条件を満たす一軒家(閑静な住宅街に建つ3RBの物件)を見つけることができました。

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