Whistle

Thursday, December 29, 2011

Individual Transaction of Used Car 車の個人売買(3)

値段交渉が終われば、最後に残るのは、
・支払い
・保険の手続き
・登録の手続き
です。

■支払い
様々あるようですが、
・Casher's check
・Cash
が多いようです。

私の場合、先方の指定で、Cashでの支払いとなりました。
①車の引き渡し日を設定
②Deposit(手付金)を支払い
③引き渡し日に残額を支払い
という流れです。


①車の引き渡し日を設定
②Deposit(手付金)を支払い
まず値段交渉成立の日から6日後に引き渡し日を設定。
交渉成立日から引き渡し日まで日があるので、売り手としてはいわゆる「ドタキャン」をされては困るわけです。
というわけで、合計金額の15%をDepositとして支払うことにしました。
もちろん、領収書をしっかりと作成し、文面に、
「私は、以下の金額をDepositとして支払った。
売り主が売却を一方的にキャンセルする場合以外はNon-refundableである。
また、売り主は特別な事由がない場合を除き、間違いなく○月○日に私に売却する。」
とし、双方のサイン、日付を記入しました。

このように金額の授受が発生する際には、必ず領収書を作成することが重要です。

③引き渡し日に残額を支払い
いよいよ引き渡し日当日。
一緒に銀行へ行き、Cashを支払い無事終了。
この際ももちろん領収書を作成しました。

■保険の手続き
引き渡しの後は自分で運転するわけですから、保険に加入しておく必要があります。
引き渡し日までに、現在加入している保険会社に電話連絡をし、2台目の車を所有することを告げます。
(ちなみに2台持つと割引きが適応されます。)
VIN(Vehicle Identification Number)を伝え、プランを選択して、引き渡し当日から保険が適応されることを確認しておきます。
なお、車両登録にはPolicy Number(保険証券番号)が必要ですので、その日までにメールで情報を得ておく必要があります。

■車両登録(名義変更)手続き
最後のステップです。
購入日から10日以内に、買い手自身が必要書類を持参し、最寄のDMV (Department of Motor Vehicle) officeもしくはCounty Tax Officeで車両登録をする必要があります。
テキサス州でのステップはDMV Unofficial siteを参照してください。
(運転免許証取得の際にも非常に重宝しました。)

私の場合、引き渡し当日、売り主と一緒にCounty Tax officeを訪れました。

Harris County Assessor
Address: 5300 Griggs Road, Houston, TX 77021-3775
Tel: 713-368-2000

必要書類や持参物は以下。
・Vehicle Certificate of Title
・Application for Texas Certificate of Title
・領収書
・現金もしくはチェック
・有効な保険証券
・Photo ID

・Vehicle Certificate of Title
通称"Pink Slip"です。
もちろん売り主が所有している最重要書類。
あらかじめ、売り主に、サイン、日付、売却額、走行距離、車体重量などを記入してもらいます。

・Application for Texas Certificate of Title
テキサス州で名義変更の際に必要な書類。

あらかじめ、影の部分を売り主に記載してもらい、その他の必要事項を自分で記載します。
内容は、氏名、住所、車の情報、購入額などです。

・領収書
ディーラーから購入した場合、購入代金にテキサスの税金(Sales Tax)として6.25%が課されます。
そのため、購入時の領収書が必要になります。
ただ、私の場合、個人売買(Private Party)のため、提示を求められませんでした。

・現金もしくはチェック
必要料金は
-Sales Tax
-Title Application Fee
-Texas Mobility Fund Fee
-Terp Fee
です。
通常クレジットカードは受け付けておらず、現金もしくはチェックでの支払いとなります。

-Sales Taxの算出方法
登録手続きで最も大きな出費となるのは、間違いなくこのSales Taxです。
上述のとおり、ディーラーから購入した場合は、購入代金に6.25%が課されます。
ですので、領収書が必要でした。

では、個人売買の場合はどのように算出されるのでしょうか。
よくブログなどでは、「自己申告額に応じて課される」とあります。
すなわち、
実際には10,000ドルで購入したものの、税金を抑えるため、
「1,000ドルで購入した」と申請すれば申請額の1000ドルに対してのみ課税される。
のように記載されているものを見かけます。

もしかすると、州によっては正しいのかもしれません。
ただ、ここテキサス州では決してそのようなことはありません。

これはDMV Unofficial siteDMVのhomepageに明記されていますが、
個人売買の場合、税金は、購入額かStandard Presumptive Value (SPV)のどちらか高い金額に対して課される
とあります。
このSPVは「標準推定額」のようなもので、VIN (Vehicle Identification Number)と走行距離から算出されます。
詳細はDMVのhomepageを参照してください。

ですから、税金対策のために、極端に安い金額を自己申告してもSPVに対して課税されますのでご注意ください。

なお、その他のTitle Application Fee、Texas Mobility Fund Fee、Terp Feeは合計で33ドルでした。

・有効な保険証券
あらかじめ準備しておいた保険証券を持参します。
もちろん、車両登録日(名義変更日)から有効にしておく必要があります。

・Photo ID
念のためパスポートを持参しましたが、私の場合提示を求められませんでした。


私たちが訪れたオフィスは非常に治安の悪そうな場所にありました。
年末ということもあるのでしょうか、やや混雑していましたが、窓口が8つあり30分ほど並んだ後、無事手続きが終了しました。

なお、新しいVehicle Certificate of Titleは2週間前後で自宅に郵送されてきますが、それまでは、Title Application Receipt(領収書)がTemporary Certificateとなります。

ちなみにナンバープレートはそのままです。


ということで、今回は車の個人売買について説明しました。
振り返ってみると、思った以上に手続きが簡単だと感じました。
時間さえあれば、ディーラーを介するよりも圧倒的に金銭的には有利です。

皆さんもぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ただ、個人売買に潜んだ詐欺なども横行しているようなので、くれぐれも慎重に行ってくださいね。

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