Whistle

Monday, January 9, 2012

Thunderstorms and Flood 雷雨と洪水

「Bellaire BoulevardとBuffalo Speedwayのあたりは完全に冠水している。
その先のBraeswood Placeへは行けるかどうかわからない。」
こちらを振り返って大声で乗客に告げる運転手。

早朝からの雷は次第に収束したものの、2 inch/hour以上(1時間に50mm以上)という、いわゆる「非常に激しい」雨の勢いはひどくなるばかり。
そして午前11時にはHoustonのあちこちで道路の冠水が見られるようになりました。
普段通勤しているBraes Bayouも水位を増し、ついにLawndale avenueの周辺で決壊したとの情報も。

仕事を切り上げ、昼過ぎにMETRO busのLine 68で帰宅しようとするものの、道路が冠水しているため、我が家のあるBraeswood Placeに無事辿り着けるか、不安が募ります。
冠水について説明する運転手さん。
乗客は不安な表情を見せています。
Holcome BlvdからBuffalo Speedwayを超えてBellaire Blvdと名前を変える一帯を中心に冠水がひどくなります。
BallaireとBuffalo周辺の道路はすっかり冠水しています。
南北をジグザグに流れるBayou(小川)の決壊が原因かもしれない、とは乗客の言。
その後、Braeswood Placeに入ると比較的冠水の被害は免れている印象。
ただ、帰宅途中に出会った近所のご老人曰く、
「このあたり一帯の冠水した水は、南方のBraes Bayouへと流れていくことから、南北を走る通りが比較的冠水しやすいんだ」
とのこと。
確かに、Braes Blvdを南下するほど、交差点周辺の冠水が目立ちます。
自宅周辺の交差点。
流された車が放置されています。
幸い、私の自宅は東西を走る通りに面しており、冠水の被害は免れていました。
自宅前の道路。
何とか水たまり程度で済んでいます。
ここヒューストンは元来、湿地や沼地を切り拓いて建設した街。
それゆえ、激しい雨が続けば、洪水の被害を受けやすいとのこと。
近年も、2001年に史上最悪の洪水をもたらしたトロピカルストーム「Allison」を筆頭に、2005年のハリケーン「Rita」、2008年のハリケーン「Ike」など度々洪水を起こしているそうです。

「2001年のAllisonはひどかった。午前3時頃、家に浸水してきてね。
その時は本当に怖かった。どうなることかと思ったよ。
でもそれ以降、ヒューストンでは何百万ドルもかけて排水システムを改善してきたから、洪水の被害は減っているよ。」
ご老人が述懐します。

その言葉通り、小学校に子供を迎えに行った午後3時には、概ね道路の冠水は改善していました。

それにしてもこう頻繁に洪水が起こるようでは、心配ですね。
本格的なハリケーンが直撃しなければいいのですが。。。

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