Whistle

Friday, September 30, 2011

How Doctors Think 「医者は現場でどう考えるか」



医者の観点から少しお手伝いさせていただきました。
2008年に出版されてベストセラーとなったDr. Jerome Groopmanによる"How Doctors Think"
2011年10月1日に訳本「医者は現場でどう考えるか」が出版されました。
一般の方はもちろん、医学生、研修医、医師が読んでも非常に面白い内容です。
ぜひご一読ください!

Thursday, September 29, 2011

Appliance 電化製品

アメリカの家には通常、電子レンジ、オーブン、食器洗い機、洗濯機、乾燥機などの電化製品は標準で取り付けられています。

今回は掃除機、複合プリンター、空気清浄機などを探すことにしました。

日本にはヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラなど家電量販店が、常に最新の電化製品を競うように売り出していますが、ここヒューストンではあまり電化製品に特化したお店は多くありません。

CostcoTargetのような巨大スーパーマーケット、比較的品揃えの良いSearsLowe'sHome depotといったホームセンターで購入する方も多いようです。

そんな中、電化製品を取り揃えているBest Buyを訪れました。
もちろん日本の家電量販店ほどの品揃えは期待できませんが、さすが専門店だけあってありとあらゆる電化製品を扱っています。
ただ、品揃えは良いのですが、上記スーパーマーケットなどと比較すると、あまり値段が安くないなぁという印象でした。

結局、
掃除機はCostcoで、プリンターと空気清浄機はBest Buyで購入しました。
本当はプリンターもCostcoでより安価な同機種を購入しようと思ったのですが、ちょうど売り切れてしまったのでした。
また、空気清浄機については、SharpのPlasmaclusterを探していたのですが、Best Buyでしか見つけられませんでした。


以下、私なりの結論です。
・品揃えを求めるならばBest Buy
・品揃えは少ないが安いのはCostco

でもその後amazonをチェックしていたら、品揃えも値段も一番でした。。。
今すぐに必要でなければ、amazonがいいのかもしれませんね。

まだまだ勉強が必要です。

First Stay in My House 初めての自宅お泊り

さて、無事Comcastでインターネットとテレビが開通し、IKEAで布団を購入したため、初の自宅お泊りをしました。

がらんとした広い家に一人で泊まるのは寂しいものですが、これから数年間住む我が家。
感慨深いものがあります。

買い込んだHoegaardenの栓を抜き、ツマミはアボカドにdipしたチップス。
6本入りで$10ちょい。
かなり安いです。
ほろ酔い気分でヒューストンの夜も更けていきます。
今日はぐっすり寝られそう。

おやすみなさい。

DIY 日曜大工

一戸建てに住むと基本的に何から何まで自分で家のケアをしなくてはなりません。
Do It Yourself(DIY)というわけです。

私の知る限りヒューストンには巨大なホームセンターが二つあります。
Lowe'sHome Depotです。

特にLowe'sは自宅から近くお気に入りです。

家族が来るまでに最低限の準備はしておこうということで、庭の手入れとペンキ塗りを今回の滞在の課題としました。

・庭の手入れ
我が家にはFront yardとBack yardがあり、いずれも芝生が生い茂っています。
ただ前の入居者が退去してから1ヶ月放置されており、水撒きがされていないため一部枯れかけています。
そこで早速スプリンクラーを設置することにしました。

一口にスプリンクラーといっても実に様々な種類があります。
地中に埋めるもの、芝生に刺す首振りタイプなどなど。
私はFront yardに三連式のもの、Back yardには180度首振り設置式のタイプを購入しました。
それぞれ$30程度。

これで毎日楽に水撒きができそうです。


・ペンキ塗り
アメリカではペンキ塗りは非常に馴染み深いもの。
でも私は生まれてこのかた経験がありません。

さっそく店員さんに聞いてみると、初心者にはハケよりもローラータイプのものが良いそうです。
ということで、高密度スポンジ製のローラーを購入しました。

ペンキは家のガレージに大量に保管されていたので、それを利用。
初めこそ恐る恐るでしたが、慣れると実に楽しいものです。
すっかりハマってしまいました。

これで子供たちがいくら壁やドアに落書きしてもへっちゃらですね。


何やかんやで毎日のようにLowe'sに通っていたら、店員さんから「毎日来てるわね!」と笑われました。
日曜大工、楽しいです!

Wednesday, September 28, 2011

IKEA 家具を揃える

英語では「アイキア」と発音します

世界最大の家具屋であるIKEA。
ここヒューストンでも人気を博しています。

さて、家族が来るまで最低限の家具を揃えるため来店しました。
日本では実際に店舗に行ったことがなかったので、まずその広さに驚き。
中にはレストランもあり、先輩のS先生曰く、「家族でゆっくり一日がかりで来るのがお勧め」とのこと。

私が購入したのは、
・テレビ台
・ソファのクッション
・クイーンサイズのマットレス
・リビングのコーヒーテーブル
・勉強机、椅子
・本棚
・カーペット
などなど。

確かにかなり安いです。

家具はどれも自分でピックアップしてセルフレジまで持っていきますが、追加料金を支払えばピックアップサービスが受けられます。

また、$59で自宅までの宅配サービスもあります。
噂では、IKEAの宅配サービスは決まった時間に来ない、などの悪評が立っていましたが、自分で持って帰るのは現実的に無理なので頼むことにしました。

宅配サービスカウンターはレジを出てすぐのところにあります。
まずレシートを提示し、必要書類にサインします。
混み具合によりますが、基本的には1-3営業日後の宅配が可能とのこと。
配達時間はその場では指定できませんが、宅配当日の朝にドライバーから10-12時、12-16時などのざっくりした時間を連絡してくるそうです。
私は翌日の宅配となりました。

翌日待っていると、9時半にドライバーから電話があり、「12-16時に行く」とのこと。
実際14時半にドライバーと助手の二人が宅配に来ました。
重い荷物を軽々と持ち、各部屋まで運び入れてくれました。

たまたまかもしれませんが、宅配サービスかなり良かったですよ。
思わずチップも弾んじゃいました。

皆さんもぜひお試しあれ。

How to Purchase a New Car 新車購入術! (3)

メールでの交渉が終われば、次はいよいよ
③いざ店頭へ!
です。

ここで
・試乗
・最終交渉
・購入
と最後のステップを踏むわけです。

■タイミング

では店頭へ行くタイミングはいつが一番望ましいのでしょうか。

一年のうち:12月末もしくは7-10月

年末:売る方もセールの感覚で安くするようです。
7-10月:秋から次の年のモデルが登場するので、古いモデルは一掃したいようです。

月末

セールスマンには月ごとにノルマが課せられており、それをクリアすればボーナスが出ます。
ノルマは月末までの販売台数で規定されているので、何としてもその月までに販売したいのです。
そのため、月末は交渉しやすいと言われています。

週末

どのディーラーでも週末に特に販売に力を入れています。
特に土曜日の朝、日曜日の午後が狙い目とのこと。
土曜日の朝:週末に一番に販売するとボーナスが出るから、
日曜日の午後:週末だけのノルマを課すディーラーもあるらしく、週末の成績を上げようとする意図があるようです。
ちなみに、週末はセールスマンが「売ってやろう!」と意気込んでいるため、ゆっくり交渉したいなら週日の方がいいようですね。

■実際の様子

さて、私が絶大な信頼を置くCarBuyingTips.comには、
・初めて訪問した時に購入してはいけない
・何店舗も見に行きなさい
と記載してあります。

もちろん時間のある人はその方がよいでしょう。
ただ、私の場合、あまり時間に余裕がなかったこと、希望するディーラーから最も良い条件を引き出していたことから、よほどのことがない限りそこで購入しようと考えていました。

さて実際の様子を以下に示します。
私が訪問したのは、9月末の週日。
担当のセールスマンSはインド系アメリカ人。
元々ドバイのTOYOTAで20年間セールスマンをしていたそうです。

・店舗に入る

私「Sと予約している者ですが」
受付「今お呼びします」

S「こんにちは。ようこそ」
私「試乗しに来ましたが」
S「わかりました。ピカピカに磨いておきましたよ。」

・試乗

ディーラーの周りとハイウェイを合計15分ほど試乗。
エンジンはほぼ満杯。
S「いかがでしたか?ではデスクでお話しをしましょう。」

・最終交渉

私「次のディーラーとの予約が1時間後にあるので手短に」
S「次のディーラー?何のために?」
私「もちろん自動車を選びに」
S「その必要はない。ここで決めましょうよ」
私「値段次第でね」

S「メールではInvoice-$1,000ということですが、これは利益が出るか出ないかのギリギリのラインであることを理解いただきたい。」
私「わかってますよ。でもHoldbackやFinancial Reserve MSRPなどからもう少し値引きできるでしょう。別のディーラーではもっと安い値段を提示してますよ。(ハッタリです。)」
S「それはオプションが異なるからでしょ?」
私「そんなことはない。本心としてはこちらのディーラーは自宅から近いから、値段さえクリアできればこちらで購入できればと考えている。
マネージャーと相談してくださいよ。」
S「わかりました。」


・マネージャーとしばらく相談後

S「今日この場で買っていただけるなら、さらに$200値引きしましょう。これが限界です。」
私「わかりました。ありがとう。」

結局、気に入ったディーラーで「Invoice-$1,200」で購入することができました。
他の方との比較ができないので、この値段がどのくらいの成果なのかは判然としませんが、自分では満足しています。


■最終的な金額

実は、この値段が最終的な金額ではありません。
TTL(Tax, Title and License fee)と総称される諸費用が足されます。
この値段は州によって異なりますが、テキサス州ではTax:6.25%です。
Title+Licenseは登録料や書類作成手数料のことで、おおよそ$325とのことです。

ですので、最終的には
(Invoice-$1,200)×1.0625+$325
を支払いました。


■支払方法

私の場合、まだ銀行口座を開設していなかったので、Bank Checkを発行できず、Traveler's Check(T/C)で支払いました。
聞くところによると、多くのディーラーはT/Cでの支払いが可能なようです。
ちなみに、クレジットカードでは支払えないとのことでした。


皆さんもしっかりと下調べをして、満足のいく買い物ができるといいですね。

Tuesday, September 27, 2011

How to Purchase a New Car 新車購入術! (2)

さて、前回は
①下調べ
をみっちりと行いました。

次はいよいよ
②メールでの値段交渉
をしてみましょう。

前回お話ししたように、
Kelly Blue Book
Edmunds.com
Cars Direct
などで、
メーカー、車種、希望するオプション、自宅の郵便番号
を入力すると、
Invoice/ MSRP/ Fair Purchase Priceとともに、自宅近くのディーラーからの見積もりがメールで送られてきます。

さぁここからは実際に複数のディーラーとメールで値段交渉を行っていきましょう!
メールで交渉する利点は
・事前交渉することで、数あるディーラーから実際に訪問するディーラーをピックアップできる
・英語で押し切られることなく、じっくりと交渉することができる
ことでしょう。

■交渉のTips

以下に交渉のTipsをまとめましょう。

・Invoiceの開示を求める


ポイントとしては、
MSRPを基準にするのではなく、Invoiceを基準にする
ことです。

前回応用編で、「Invoiceの本当の仕組み」を勉強し、
Invoice以下の値段で購入できる」可能性を模索しました。
そんな我々にとって、もはやMSRPは何の意味もないのです。

*ただ、Invoiceを開示しないディーラーもあるようですので、そのようなところでは購入しないようにしましょう。


・他のディーラーから開示されたinvoiceを小出しにして値段交渉を進める

前回も少し触れましたが、できれば自宅から近いディーラーで購入したい。
今後のアフタケアで必ずお世話になるからです。
ですので、まずはできうる限り他のディーラーから安い売値を取り付けます。
そして、それを根拠にして希望するディーラーに値段交渉をするのです。

*ただ、人気のあるディーラーはあまり値段交渉に応じてくれないこともあります。
「他のディーラーではこんなに安い値段を提示してきたよ。
これより安い値段で販売するなら、あなたのところへ行って試乗して購入を検討する。」
と打診したところ、
「それはおめでとう。Good Luck。で、うちにはいつ試乗に来るんだい?」
と一蹴されました。


・Holdbackなどについて指摘する

実はここまで調べている人はあまりおらず、セールスマンも高をくくっていることが多いようです。
ですので、こちらはしっかりと下調べしているのだとアピールする意味でも強気に交渉してみましょう。


・セールスマネージャーと相談するように言う

実はメールで交渉する相手は単なる「いちセールスマン」です。
多少の値段交渉はできますが、こちらの強気の交渉に対して「Yes」という権限はないようです。
そこで、ボスであり決定権のある「セールスマネージャー」と相談するよううまく話してみましょう。

結局、私は希望するディーラーから、「Invoice-$1,000」の値段を取り付けました。
最終的には、「これ以上の交渉には一切応じない。利益が上がらないから。」と言われましたが、どうなのでしょうか。

次は、
③いざ店頭へ!
試乗をしましょう。

How to Purchase a New Car 新車購入術! (1)

ということで、「TOYOTA 2011 Sienna XLE」という車種を購入すべく奮闘が始まります。

自動車購入は多くの留学生にとって、最も大きな買い物の一つではないでしょうか。
後悔のないよう、満足のできる買い物ができればいいですね。

ポイントは以下。
①下調べ
メールでの値段交渉
③いざ店頭へ!

それではステップを踏んで見ていきましょう!

①下調べ

この項目が最も重要です。
新車が販売されるまでの大まかな仕組みを知らなければ、戦略を立てられず交渉のポイントがずれてしまうからです。

■基本編

・ディーラー巡り

日本ではセールスマンがわざわざ家に来て売り込むこともありますよね。
アメリカでは、
ディーラー(販売店)がメーカーから新車を仕入れて、店頭に並べ、それを客が購入していく、という仕組みです。

すなわち、客が自分でディーラーを探し、気に入った車を求めてディーラー巡りをすることになります。
逆に、「自分の好きなようにオプションを決めてそれに合ったものを注文する」というパターンは少なく、「店頭にあるもので自分の希望に近いものを購入する」ことになります。

・InvoiceとMSRPって何?

絶対に抑えておくべき用語です。

Invoiceとは「仕入れ値」という概念で使われます。
つまり、「ディーラーがメーカーから仕入れた値段」というイメージです。

一方、MSRPManufacturer Suggested Retail Priceの略で、「メーカー希望小売価格」という意味です。
別名「Sticker Price」といい、店頭へ行けば必ず車の窓に値段の書かれたステッカーが貼っていますが、その値段がMSRPになります。
つまり、ディーラーは「Invoiceに自分たちの利益を足し合わせてMSRPで販売したい」というイメージですね。

ということは、
MRSP=Invoice+利益分
と考えておけば概ね間違いではありません。
通常、この利益分は$2,000~5,000に設定されていることが多いようです。

では、客としてはどのあたりが交渉の落としどころになるでしょうか?
もちろん、MSRPで購入しては相手の思うつぼ。
すなわち、「どこまでInvoiceに近い値段で購入するか」がポイントになるわけです。

ですので、色々な体験談を読んでいると、
「Invoice+$1,000で購入した!」
「MSRPから$2,000も値引きに成功した!」
というコメントを見かけるのはそのような背景があるからです。


・InvoiceとMSRPを調べよう!

このInvoiceとMSRP、実は予め調べることができます。
以下が便利なサイトです。
Kelly Blue Book
Edmunds.com
Cars Direct

メーカー、車種、希望するオプションなどを入力すると、Invoice、MSRP、そしてFair Purchase Price(妥当な値段)が記載されます。

・ディーラー選びとQuote(見積もり)

これらのサイト、何が便利かというと、自分の住んでいる郵便番号を入力することで、近くにあるディーラー一覧Quote(見積もり)を出してくれるのです。

こうして自分の希望にあった車のあるディーラーを巡ることになるのです。

中には最も安い見積もりを出すディーラーを選ぶ人もいるでしょう。
ただ、大事なポイントとして、「今後ディーラーでアフタケアをしてもらう」ことになるので、可能であれば自宅から近い方が何かと便利です。

また、Quote(見積もり)については、実にディーラーによって値段が様々です。
細かいオプションの違いはありますが、基本的に彼らはMSRPを提示してくるので、今後の値段交渉が必要ということです。



■応用編

さて、ここからは良いものをできるだけ安く購入するための応用編です。
先ほど、
どこまでInvoiceに近い値段で購入するか」がポイント
と書きましたが、実は
Invoice以下で購入することも可能
なのです。

「えっ?Invoiceってディーラーの仕入れ値でしょ?それ以下で販売したらディーラーは赤字になるやん?」
もっともなご意見です。
でも、Invoiceの仕組み、カラクリを理解すれば、自ずと答えが見えてくるのです。

その前に、強い味方を紹介しましょう。

・重宝するサイト

以下、私が絶大な信頼を置くサイトです。
CarBuyingTips.com
最も参考になりました。
「ディーラーは大嫌いだろうが、読者の方はきっと大好きになってくれるはず」がキャッチコピー。
筆者であるJeff Ostroffの、「ディーラーによる販売=Scam(詐欺行為)」と言って憚らない過激さが魅力的です。
特に、How to Buy New Carsの下段にあるChapter 2-4を読み込みましょう。
基本から実践までユーモアたっぷりのTipsが満載です。

Beat the Car Saleseman!
過激さにはやや劣りますが、特にCar Buyer's Schoolの項目は一読の価値ありです。




Invoiceの本当の仕組み

それでは、Invoiceのカラクリを例を出して見ていきましょう!

Invoiceと一口に言っても、先ほど基本編で示したサイト
Kelly Blue Book
Edmunds.com
Cars Direct
などで表示されるInvoiceは、「純然たる仕入れ値」です。
つまり、「車の仕入れ値」+「運送費(メーカーからディーラーまでの)」
が示されているのです。

一方、ディーラーにInvoiceの開示を要求すると、上記以外にも様々な項目が書かれているのが分かります。
左がInvoiceで$36,643.25、右がMSRPで$39,299.00。
つまり店頭へ行くと車の窓にMSRPである$39,299.00が値段として貼られているわけです。

さてInvoiceを上から順に説明していきます。
Mfg Base Price
これがオプションのついていない車そのものの仕入れ値です
Total Factory Options
工場で予め取り付けられたオプション料金
Total Locally Installed
手数料だと言っていました
Dealer Added Options
ディーラーでさらに取り付けたオプション料金
私の選んだ「工場で取り付けられたオプション」は、例えばNavigation systemやCross bar、Mud guardなどです。
ちなみに「ディーラーで取り付けたオプション」は全窓ガラスのスモークなどです。

ここまでは特に問題ありませんよね。

次からは解説が必要です。
・T.A.F.T.M.F.
T.A.F.はToyota Advertising Fee
T.M.F.はToyota Marketing Fee
でいずれも車を販売するために色々なサイトなどで宣伝した費用のことです。
友人のアメリカ人は「T.M.F.=Take More Finance(もっとお金を搾り取ってやれ)」だと笑っていました。
これらはディーラーによって値段が様々で、「Negotiable(交渉の余地あり)」です。

・Delivery/Processing/Handling
これはメーカーからディーラーへの運搬費用です。
一番上のBase Priceとこの運搬費用を足したものが、純然たるInvoiceとしてサイトなどで紹介されるのです。

・Base Vehicle Holdback
PIO Holdback
ここからが一番の肝です。
Holdbackというのは、メーカーからディーラーに支払われる金額のことです。
このHoldbackがあるからこそ、ディーラーはInvoice以下で自動車を販売しても利益を得られるというわけです。

ではどのような時に支払われるのでしょうか。

Base Vehicle Holdbackとは、自動車が売れるとメーカーからディーラーに支払われる金額です。
Mercedesであれば3%、BMW、Lexus、日本車であれば2%が四半期に一度まとめて支払われるのです。

PIO HoldbackもHoldbackの一種ですが、PIOはPort Installed OptionのことでDealer Installed Optionと同義です。
前述のとおり、オプションには
Factory Installed Option(FIO):「工場で取り付けられたオプション」と
Dealer Installed Option(DIO)/ Port Installed Option(PIO):「ディーラーで取り付けられたオプション」
があります。
つまりPIO Holdbackとは、
ディーラーでオプションを取り付けることによって、メーカーからディーラーに支払われる金額
のことなのです。
これは地域によって金額が異なるようです。

・Financial Reserve MSRP
初めに書いたように、ディーラーはメーカーから自動車を仕入れて店頭に並べますよね。
もちろん店の敷地には限度がありますので、無尽蔵に車を展示できるわけではありません。
このFinancial Reserve MSRPとは、「自動車を店頭に展示しておく駐車料金」です。
通常$150/月で、これは本来メーカーがディーラーに支払うべきものです。
ですので、これをInvoiceに載せないディーラーもあるようです。

・値引き交渉のポイント

このようにディーラーの開示するInvoiceを紐解くと自然と「値引き交渉のポイント」が明確になってきますよね。
Invoiceと一口で言っても、
「純然たる仕入れ値であるInvoice」と「ディーラーの開示するInvoice」では大きく異なるわけです。
つまり、
「ディーラーの開示するInvoice」=「純然たる仕入れ値であるInvoice」+「諸々の経費」
な訳です。
「ディーラーの開示するInvoice」はいわば、「第2のMSRP」といっても過言ではありません。

ですので、交渉のポイントは、「いかに『諸々の経費』を削ぎ落としていくか」。
具体的には、
1) 宣伝料金と称するT.M.F.
2) メーカーからディーラーに支払われるHoldback
3) 駐車料金と称するFinancial Reserve MSRP
などが値引き交渉のポイントになってくるわけです。


さぁ次はいよいよ
メールでの値段交渉
実際にQuote(見積もり)を提示してきたディーラーとの値段交渉が始まります。
お楽しみに!

Let's Purchase a New Car in Houston 新車を購入する!

全米第2位の広さを誇るテキサス州。
もちろん車なしでは生きていけない社会です。

というわけで車を購入しましょう。
一年程度であれば、Leaseという方法もあるでしょうが、数年間滞在する場合は購入する方がほとんどだと思います。

■中古車 vs 新車

購入するには中古車vs新車ということになりますが、ここでもアメリカの原則があります。
それは、「中古車が高く売れる」、ということ。
日本のように数年乗ったからといって、大きく値崩れすることはありません。

ですので、中途半端に安価な車を購入して、故障に見舞われ思わぬ出費を強いられるより、初期の資金さえあれば新車を購入した方がよいと考える人も多いようです。

また私は日本車しか試乗していませんが、MercedesやBMWなどのいわゆるLuxury vehicleを除いては日本車の方が圧倒的に乗り心地が良い、という方が多いようです。


■個人売買 vs ディーラー vs 中古車専門店

留学生の中には、帰国する日本人から購入したという例も耳にします。
言語の問題も心配ないですし安心感もあることから、もちろんタイミングが合えば望ましいかもしれません。
ただ一方で、支払やメインテナンスなどでもめるケースもあるようです。

ディーラーの場合、TOYOTA、HONDAなどがありますが、いずれも新車と中古車の両方を扱っている店舗が多いのが特徴です。


Carmax

中古車探しで最も便利なのは、中古車を多く取り扱っているCarmaxではないでしょうか。
オンラインで自分の条件に合った車を探し、実際店頭で試乗するといったパターンが多いようです。

Carmaxの特徴はその品揃えの多さもさることながら、「No-Haggle Price(値段交渉なし)」を謳っていることに人気があるようです。
詳細は次記事に譲りますが、ディーラーはメーカーから仕入れるInvoice(仕入れ値)に自分たちの利益を多めに計算してManufacturer Suggested Retail Price(MSRP:メーカー希望小売価格)として値段を設定します。
MSRP=Invoice+利益分
と考えておけば大きな間違いはありません。

このMSRPが曲者で、予めやや高めに設定されているため、通常は値段交渉を行いMSRPよりも安い値段で購入するのです。
ただ、英語での値段交渉に慣れていない日本人にとっては大変な労力を要するので、大概やや高い値段での購入を強いられることが多いのです。
その点、Carmaxでは予めMSRPを安く設定してくれているので、わざわざ値段交渉しなくてもよい、というのが人気の理由なのです。


私の場合、まずCarmaxで色々車を探していましたが、この際思い切って新車のミニバンを購入しようということで、TOYOTAのSiennaに絞って探すことにしました。

次記事は新車購入術です。

Internet & CATV インターネットとケーブルテレビ

アメリカのテレビ・インターネット参考記事
アメリカはご存じケーブルテレビ(Common Antenna Television: CATV)が整備されており、いわゆる「CATV王国」です。
CATV業界の最大手Comcastやそれに次ぐTime Warner Cableを中心に通信業界にまで手を広げ、ケーブルテレビとインターネットのサービスを拡充させてきました。

ただ、2005年以降、その様相は一変します。
大手通信業界であるVerizonがFiOS、AT&TがU-verseというそれぞれのInternet Protocol Television(IPTV)を引っ提げてテレビ事業(ビデオ配信サービス)に参入したからです。

連邦政府の後押しもあり、IPTVは右肩上がりに普及を伸ばし、現在に至るまで、CATV業界とIPTV業界は「トリプルプレイ(TV、インターネット、電話)」競争を繰り広げているのです。


Comcast vs AT&T
さて、私も当初はAT&TのU-verseへの申し込みを検討していました。
しかし、このU-verse、まだヒューストンのすべての地域で導入されているわけではありません。
AT&Tのホームページで住所を入力したところ、残念ながら導入されていませんでした。
(2011年11月現在は導入済み)
というわけで、CATV最大手のComcastへ申し込むことにしました。

ではCATVとIPTV、利用者にとって実際どのような違いがあるのでしょうか。
CATVを代表するComcastとIPTVを代表するAT&Tで比較してみましょう。

・インターネット速度
CATVであってもIPTVであってもまずホームページから申し込むのがおすすめです。
というのは、ウェブ申し込みのみに適応される特典が満載だからです。
ComcastはXFINITYというhigh-speed internetを謳ったサービスを提供しています。

AT&TのU-verseは最大下り12Mbpsであるのに対し、XFINITYのPerformanceサービスであれば最大下り15Mbps、さらに$10/月追加で最大下り25MbpsのBlast Extraというサービスが提供されます。

ですので速度に関してはComcastに軍配が上がりそうです。

もっとも、これはアメリカでの話。
日本では下り100Mbpsなど圧倒的に高速ですよね。

・テレビ
IPTVの最大の特徴はVOD(Video On Demand)とインタラクティブなユーザー参加型のプログラムではないでしょうか。
ただ、CATVもVODを導入しており、ネットゲームなどのインタラクティブなプログラムを享受しない者にとってはあまり差がないように感じます。
またいずれもHigh Definition Television(HDTV)を提供しているので画質も非常にきれいです。

TV Japan
アメリカに住むともちろん現地のテレビ番組を楽しむことで語学力向上につながりますが、やはり恋しくなるのは日本のテレビ番組。
そんな方にお勧めなのが、TV Japan
NHKを中心に、ドラマ、バラエティ番組など24時間視聴することができます。
ヒューストンではAT&TComcastも追加料金でTV Japanの視聴ができます。
ただ、Comcastは最近サービスを導入したばかりで、私の自宅周辺は2012年にならないと視聴できないとのこと。
残念です。

Comcast実際の申し込み
・店舗へ足を運ぶ
さて、ウェブで仮申し込みを済ませると、次は実際店舗に足を運んで申し込みを完了させます。
自宅を証明する書類とPhoto IDさえあれば申し込み可能です。
何点かの書類に必要事項を記入するだけです。

「ラウラー」???
その際、必ず聞かれるのが
「Do you need a router?」
という質問。
自宅内で電波を飛ばしてどこでもインターネットが使えるようになる、あの「Router(ルーター)」のことです。
ただ、Routerの発音、皆さん知ってますか?
「道順」である「Route」は「ラウト」
「ルーター」の「Router」は「ラウター」、アメリカ英語では「ラウラー」
と発音するのです。
私は意味が分からず2、3回聞き返してしまいました。
皆さんもご注意くださいね。

・接続工事
手続きが終わって、Routerを手渡されれば、次は接続工事の予約です。
通常手続きから1-2営業日後に来てくれます。
時間は8時から10時、10時から12時、12時から14時、、、といった具合で指定することができます。
私は翌日の10-12時で予約しました。

翌日待っていると、かっきり10時にお兄さんが来て、ものの30分で全てセッティングしてくれました。
先輩のS先生曰く、ComcastはAT&Tと比べてこのあたりのサービスはしっかりしているとのこと。
アメリカらしからぬ時間厳守でした。


ということで、CATV、IPTVいずれを選ぶにせよ、地域によって享受できるサービスが異なります。
皆さんも自分の地域の状況を調べて一番良いサービスを受けられるといいですね。

Costco コストコ

アメリカでは「カスコ、コスコ」と発音します

アメリカに来てまず驚かされるもの、それはスケールの大きさ。
巨大ショッピングセンターのCostcoもその一つです。

日本にも最近進出したようですが、どうやら「コストコ」と読むようですね。
「どんだけ煮込むねん!」
と突っこみたくなるようなネーミングです。
噂では、日本に進出した際、すでに別の「コスコ」という会社があったから、仕方なく「コストコ」にした、とのことですが、本当のところどうなんでしょう。

まぁ、それはともかく、かなり大きなCostco。
一つ一つの量が多いのもさることながら、値段もかなり安い。
色々見て回りましたが、「同じ商品なら他の店よりも安い!」という印象を持ちました。
家族連れには重宝しそうです。

ということで、Executive Membershipに入会しておきました。
Executive Membershipは$100/年。
特典もあるため十分に元は取れそうです。
先輩S先生のお勧めでNapa valleyの赤ワインを購入。
リーズナブルな値段でおいしいワインを味わうことができますよ。

是非お試しあれ。

Let's Find a House in Houston ヒューストンで家さがし (2)

さて、家の希望条件が整えば、いよいよ実際の家さがしです。
現地にずっといられるのであれば、何軒か見学して実際に自分の目で確かめるというのが望ましいでしょうが、忙しい身としてはなかなかそういうわけにはいきません。
私の場合、別件で事前に渡米してKatyやMemorialを見て回った際に、ある不動産屋さんと懇意になりました。
あとは日本からインターネットのサイトで物件を調べて不動産屋さんと打ち合わせをして仮契約をする、という形になりました。
ヒューストンにはHouston Association of Realtors(HAR)というサイトがあり、ほぼすべての物件が掲載されるため不動産屋さんも実際に参考にしているというのです。


気に入った物件があると、まずResidential Application Formなるものを提出します。
これは入居者の情報を記入するもので、家族構成、勤務先、所得などを申告します。

特に問題なければ、Residential Lease、すなわち契約書が送られてきます。
契約書で特に注目すべきは、
・契約年数
・退去日の何日前に連絡するか
・初回の家賃をいつまでに振り込むか
・Security depositがrefundable or non-refundableか
・ペットを飼う条件はどうか
・親戚を宿泊される際は何日までOKか
・修理費用は何をどこまで誰が負担するか
・庭の手入れは誰が行うか
などでしょうか。
比較的多くの情報が書かれていますが、必ずすべてに目を通して疑問点があれば質問するべきでしょう。

契約書にサインすればいよいよ入居です。
入居後に重要なのは、入居時の自宅の状態の確認です。
Residential Lease Inventory and Condition Formに事細かに状態を記入します。
これは契約書のMove-in conditionの項目に指定があり、入居10日以内(契約によって異なります)に提出する必要があります。
このFormに記載漏れがあると、「入居時には問題なし」とみなされてしまいますので、しっかりとチェックしましょう。
必ずしも「チェックした項目すべてを修理してもらう」、といった性質のものではなく、あくまで「入居時の状態を大家とともに共有しておく」というものですので、誤解のないように。

Let's Find a House in Houston ヒューストンで家さがし (1)

さて、ヒューストンで家を探すにあたり重要視したのは以下の3つです。
①一戸建て
②学区が良い
③比較的勤務先が近い


①一戸建て
まず大前提として、テキサス州はアラスカ州に次いで面積が全米第2位とかなり広大な土地を有します。
そのため、地価が比較的安く一戸建ても夢ではありません。
ということで、育ち盛りの子供が二人いる我が家では、「アメリカンライフを満喫しよう!」という考えから、庭付き一戸建て物件を中心に探すことにしました。


②学区が良い
さて、ヒューストンに限らずアメリカのほとんどの都市では、良い学区ほど人気が高い、すなわち地価が高い傾向にあります。
日本では市街地や駅に近いほど人気がありますが、車社会のアメリカではその原則は成り立ちません。
ではなぜ良い学区ほど人気が高いのでしょうか。
それには、アメリカの教育システムを理解する必要があります。

■アメリカの教育システム
ポイントは
公立校はその学区に運営が委ねられている
という点です。

富裕層は高額な授業料を支払って私立の学校に通わせますが、大部分は授業料が無料である公立校に通わせます。
公立校はその運営を単一の市や町のためあるいは複数の町をまとめた地区のために作られた学区に委ねています。
学区はそれぞれが独立しており、学区独自で様々な判断を下します。例えば始業日、終業日、休日なども異なることがあります。

通常市や郡と同等とみなされ、課税や土地収用といった同等の権利も持つのです。また学区の組織は、教育委員会や理事会と呼ばれ、住民の直接選挙で選ばれたメンバーから成ります。
と いうわけで、学区がどれほど良く機能しているかは、常に住民の関心の的となっています。うまく運営されている学区では、安全で清潔な学校があり、レベルの 高い大学に多くの卒業生を送っています。それが学区内の不動産地価を上げ、ひいては学区運営に回される固定資産税の税収を増やすことになるのです。
*アメリカらしいなぁと感心するのは、毎年実施される全国テストなどにより全ての学校がスコア化され、それをオンラインで調べられる点です。
私がよく参考にするサイト

州と学名を入れると、スコア、評判、生徒の人種、課外活動などを見ることができます。

■ヒューストンの学区
さて、ヒューストンに話を戻しましょう。
ヒューストンには、Medical Centerを中心としたHouston Independent School District (HISD)、日本人補習校のあるMemorial地区を中心としたSpring Branch ISD、少し郊外にあるKatyを中心としたKaty ISDなど複数の学区があります。
いずれの学区にも非常に優秀な学校が含まれており、日本人も多く住んでいるということから色々と調査していました。
特にKatyは1990年代初頭から作られた新しい街で、比較的安価に新築の一戸建てを借りられることから、候補に挙げていましたが、勤務地であるMedical Centerまで通勤時間にひどい渋滞に巻き込まれるということで断念しました。
最終的にはHISDで物件を探すことにしました。
*School Zone Search Tool:HISD内で住所を入力すればどの学校に所属するか調べることができます。

■小学校と中学校
さて、学区を考えるうえでもう一つ大事なことは、「その学区には優秀な小学校と中学校の両方が含まれているか」、ということです。
HISDには非常に優秀な小学校が多く含まれているのですが、一方で中学校には偏りがあります。
州によって異なりますが、テキサス州では小学校は1年生から5年生、中学校は6年生から8年生となっています。
数年間滞在する方はお子さんが中学生になるかどうか予めチェックしておく必要があります。


③比較的勤務先が近い
これは意外と重要です。
当初はKatyやMemorialを考えていましたが、朝晩の渋滞に巻き込まれることを考えるとやはりどうしても二の足を踏んでしまいました。
家族に何かトラブルがあった際、すぐに帰宅できるという環境はとても大事ですよね。


最終的に、上記3つの条件を満たす一軒家(閑静な住宅街に建つ3RBの物件)を見つけることができました。

Sunday, September 25, 2011

My Home 我が家

ヒューストンでの我が家。
子供たちが伸び伸び暮らせるよう庭付き一戸建てを契約しました。

さぁいよいよ待ちに待った引き渡し当日。

不動産屋さんから鍵をもらい、期待に胸ふくらませて、中へ入ります。

汚れのある壁、ところどころペンキの禿げたドア、埃の積もったブラインド。。。

それもそのはず、前の入居者が出てから約一ヶ月。
しかも、アメリカでは引き渡しの前にクリーニング業者が入るものの、ペンキの塗り直しなどはしないとのこと。

まぁこれもアメリカ。
今回の滞在中、ペンキ塗りに大掃除、頑張るぞ!

Mobile Phone 携帯電話の契約

アメリカでの生活準備で、レンタカーに次いで重要なのが携帯電話ではないでしょうか。

何をするにも電話番号を聞かれますし、何より居候をしている身ですので連絡手段としては必須です。

アメリカの事業者は主に4社です。
最大手のVerizon Wireless、初めにiPhoneを導入したAT&T Mobility、その他Sprint NextelT-Mobile USAがあります。
Verizon Wirelessは2011年2月から、Sprint Nextelは同10月からそれぞれiPhone事業に参入しています。

私もiPhoneを契約しようと考えていましたが、10月末から新しいiPhoneが登場するという情報があったため、まずはプリペイドの携帯電話を契約することにしました。

事業者によって電波状況に差があるらしく、AT&T Mobilityは勤務先での電波が悪いとのことで、結局最大手であるVerizon Wirelessで契約しました。
プリペイド電話の契約に必要なのは、Deposit($100)、photo ID(アメリカの運転免許証やパスポート)と自宅住所を証明できるもの(賃貸契約書や電気料金請求書など)です。
機種は何種類か用意されており、値段に応じて、非常にシンプルなものからキーボード付で画面のきれいな機種まであります。

プランは決まっており、通話・Text mail・Mobile webし放題で$50/月でした。
E-mailを付与するには別に$6.75/月必要となります。

なお、月々の支払は携帯からMobile webで事前に申し込むことが可能です。

Rent-a-Car レンタカーを契約する

空港に着くと、2年前からヒューストンに留学しており元勤務先の先輩であるS先生が迎えに来てくれました。
私が見学のためヒューストンを初めて訪れたのもちょうど2年前、以後、ヒューストン訪問の度に言葉では言い表せないほどお世話になっています。
今回も自宅の準備が整うまで泊めていただくことになりました。


まず生活のうえで最も大事なのがレンタカーです。
何しろヒューストンは全米第2位の広さを誇るテキサス州の大都市。
車なしには生活することができません。

レンタカー会社は数多くありますが、日本人にとって馴染み深いのが、Hertz rent-a-carではないでしょうか。
カード会社から申し込むと1週間ほどで会員カードが送られてきます。
日本ではトヨタレンタカーと業務提携していますし、何よりクレジットカードの上級会員にはHertz No.1 club goldに無料入会する特典がついているからです。
私の所有するクレジットカードもその特典が付帯されていますので、日本から事前に申し込みをしておきました。
カード会社によってはさらに割引キャンペーンあるようですので、ぜひチェックしてみてください。

私の場合、三菱のEndeavorという大きなSUVを1週間契約して、すべての保険料込で$450程度でした。
結局5日目に自分の車を購入したのでレンタカーを返却したところ、$100のキャッシュバックがありました。

Life Preparation in Houston 生活準備を整える!

勤務先からLetter of Appointment(仕事の契約書のようなもの)が届いたのが7月上旬。
通常Letter of Appointmentが発行されれば比較的すぐにDS-2019も発行され、J-1 visaが取得できるとのことでした。
「さすがに9月末にはvisa取得できるだろう」、と高をくくりヒューストンでの自宅の仮契約など、生活準備を着々と進めておりました。
もちろん、航空券もすでに手配して、準備万端!のはずでした。

ところが、待てど暮らせどDS-2019が発行されません。メールで何度も催促しますが、「準備中」とのこと。まさに暖簾に腕押し状態です。
航空券の変更は可能ですが、自宅はぜひ9月末までに入居してほしいとのことでしたので、「家族が来る前にしっかり生活準備を整えておこう!」と切り替え、9月26日にひとまず渡米することにしました。

成田空港からヒューストンまではContinental Airlineから直行便が出ており、往路は約12時間です。
機内では映画には目もくれずぐっすりと眠りにつきます。

さて、いよいよヒューストン到着!


今回の滞在は10日間あまり。その間の準備リストは以下の通り。
・レンタカー契約
・携帯電話の契約
・自宅の引き渡し
・インターネット、ケーブルテレビの開通
・ 家具、電化製品の購入
・自動車の購入
・銀行口座開設

さて、どうなることやら。

Citibank シティバンク

海外留学・赴任を考えている人にとって頭を悩ませるのが、「お金をいかに持っていくか」ではないでしょうか。

■お金をいかに持っていくか
留学後すぐに必要なお金は
・自動車購入費
・初回の家賃とDeposit
・ムービングセールの支払
くらいなものでしょう。

その他諸々は概ねクレジットカードで支払うのが現実的だからです。

お金を持っていく方法としては
・トラベラーズチェック、バンクチェック
・現金
があります。
*海外送金という方法もありますが、これはあくまで、海外に自分の口座がある方が大前提です。
ですので、留学した直後には現実的ではありませんよね。

・トラベラーズチェック、バンクチェック
安全面、利便性を考慮すると最もお勧めです。
トラベラーズチェックは外国為替業務を取り扱う銀行や外貨両替店で購入できます。
購入後すぐに全てのチェックにホルダーズサインをし、使用する際に相手の面前でカウンターサインをするという仕組みです。
バンクチェックはトラベラーズチェックと異なり額面が自由に決められるため一枚で済みますが、銀行によっては自分宛に作成できないところもあるようです。
ご自分の銀行で伺うとよいでしょう。

・現金
実は当初自動車購入資金数万ドルを現金で持っていこうと思っていました。
ただ、銀行にその旨申し出たところ、「危ないで。あほちゃうか!」みたいに諭されたため、トラベラーズチェックにしました。
盗難されたらそれでおしまいですからね。


Citibankに口座を開設する
色々と調べましたが、最もお勧めなのは、Citibankに口座を開設することです。

口座を開設すると様々な特典があります。
主なものは
・トラベラーズチェック発行
・海外米ドル引出し
・海外送金

トラベラーズチェック
安価な手数料でAmerican Expressのトラベラーズチェックを発行してもらえます。
金額は$50/100/500から選べます。
私は$500をたくさん持っていきました。

海外米ドル引出し
アメリカのCitibankと日本のCitibankは基本的に別会社ですが、一部業務の提携を行っており、ATMで一日最大$3,000まで引出すことができます。(手数料$2)

海外送金
留学先での銀行口座を開設すれば海外送金が便利でしょう。
手数料4,000円で海外の自分の銀行に電信送金することができます。
ただ、注意すべきは上記手数料以外に海外の銀行からも手数料を取られる可能性があることです。
ちなみに私が契約しているBank of Americaでは$12の手数料を取られます。

*またCitibankについてはある一定以上の金額を預金しておくとCitigoldとなりトラベラーズチェック手数料無料、海外送金無料など様々な特典を享受できますよ。