Whistle

Monday, March 18, 2013

Use your iPhone in Japan (2) 一時帰国時にiPhoneを使おう!音声通信編

前回は、一時帰国時、iPhoneでデータ通信を利用する方法について説明しました。
 Use your iPhone in Japan (1) 一時帰国時にiPhoneを使おう!データ通信編

今回は
②音声通信
について紹介しましょう。

ポイントは大きく分けて2つ。
  1. 普通にiPhoneの電話機能を利用
  2. インターネット環境下でIP電話を利用
です。

1.  普通にiPhoneの電話機能を利用
考えられる方法は2つ。
一つは、国際ローミングを利用する方法です。
前回で説明したとおり、VerizonであればあらかじめGlobal Serviceに申し込むと、$7.99/分で通話を行うことができます。
問題は、送話のみならず受話でも同様の金額が発生しますので、やや割高だという点です。
緊急時にはやむなしといったところでしょうか。
もう一つは、 Sim unlockをし、日本の通信会社(NTTドコモもしくは日本通信)のSimカードを挿入して電話回線を利用する方法です。
ただし、2013年3月18日現在、私の調べた範囲では短期間(1ヶ月単位など)で利用できるプランはNTTドコモにも日本通信にもなさそうです。(裏ワザなどはあるかもしれませんが、信頼できるかは不明です。)

2.  インターネット環境下でIP電話を利用
以前帰国した際、以下の記事で紹介しましたが、やはりこの方法が最も手軽で安価で便利でしょう
Back to Japan 一時帰国

その中で、G-callというIP電話アプリを紹介しましたが、これが中々の曲者でした。
料金は良心的ですが、何しろ通話の質が劣悪なのです。
途中で途切れる、相手の声は聞こえるが自分の声が相手に聞こえない、などトラブルが続発。
結局、数ヶ月使用したのみで、解約にいたりました。

一方、前回の記事で、
「050から始まる自分の番号を取得することができるため、Skypeなどと違い、発信のみならず着信することが可能なのです。」
と書き、あたかも「Skypeでは自分の電話番号を取得できない」、かのように記載しましたが、実は、
Skypeでも自分の電話番号を取得することは可能
なのです。
料金体系、電話の音質ともにかなりイケてます。

以前より、Skypeのサービスの一つである
「日本の固定電話に格安で電話のできる月額プラン(60分、$1.09/月)」
に申し込んでいましたが、その時からSkypeの音質の良さは実感していました。
ちなみによく電話する人は、120分のプラン($2.09/月)や無制限プラン($6.99/月)のプランもあります。

今回新たに申し込んだのは、
Skype番号(オンライン番号)
というシステム。
これSkype番号のすごい点は、日本を含む世界25ヶ国の番号を選択できる点です。
具体的に説明しましょう。
もし、日本の番号を取得したければ、050から始まる番号を取得できます。
そして、自分が世界のどこにいても、日本の固定電話や携帯電話から自分のSkype番号に電話しても、通話料金は国内で電話するのと同料金ということです。
もちろん、受話する自分には一切料金は発生しません。

また、アメリカのテキサス州ヒューストンの番号(281-, 832-, 713-)を取得することもできます。
その場合には、ヒューストン内からの電話はすべて市内料金、アメリカ国内からは長距離料金が適応される、といった仕組みです。
もちろん、050-の番号にアメリカから電話すればそれは国際料金が適応されてしまいますし、同様に832-などの番号に日本から電話しても国際料金が適応されます。

ということで、
一時帰国に際しては、日本の番号である050-のSkype番号を取得するのが得策
ですね。

料金は一つの番号あたり、3ヶ月で$18、もしくは1年契約で$60。
ちなみに、私のように既に月額プラン(もしくはPremiumアカウント)に申し込んでいれば、 3ヶ月のプランで33%、1年契約のプランで50%の割引が適応されます。
つまり、1年契約で$30。
この値段が高いかどうかは個人の判断に委ねるとして、ここまで良質の通話が得られるのであれば、個人的には非常にお得だと思います。

ここまで、お話して一つ問題があることにお気づきでしょうか。
前回の記事で紹介したように、日本への一時帰国時に何らかの方法でデータ通信の環境さえ確保すれば、
  • いつでも受話が可能
  • いつでも固定電話への送話が可能(月額プランに申し込んでいるので)
ですね。
でも、肝心の携帯電話への送話はできません。
私の月額プランは「固定電話のみ」だからです。

ここで役立つのが、
Skypeクレジット
です。
これはあらかじめ一定の料金を購入しておくと、携帯電話や固定電話にも送話できるというものです。
料金(携帯電話):17.5¢/分

もちろん、一定期間日本に滞在する、あるいは長時間の送話が予想されるのであれば、
固定電話と携帯電話への通話
のプランを選択する手もあります。
60分プランで8.3¢/分、$4.99/月
120分プランで8.3¢/分、$9/99/月

ただし、今回は1週間と短期間の滞在であり、多くの通話時間は予想されなかったため、Skypeクレジットの購入を選択しました。

まとめると、以下のようにSkypeを上手に利用すれば、日本への一時帰国時にもかなり快適な電話通信を得られることでしょう。
  • 月額プラン($1.09/月):固定電話へは60分/月電話可能
  • Skype番号(オンライン番号)($30/年):050-xxxx-xxxxの番号を取得し、日本国内からの電話を国内料金で受けられる(日本にいても世界のどこにいても)
  • Skypeクレジット(電話する分だけあらかじめチャージ。私はさしあたり$5チャージ。):これで携帯電話へ17.5¢/分で電話が可能
もちろん、アメリカへ帰国後も格安で国際電話をエンジョイすることができます。

*あくまで、2013年3月現在での情報であり、個人的な見解であることをご了承ください。

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