そんな時、私の気持ちを奮い立たせてくれる一句があります。
H先生。
長年、病院のために尽力され、副院長、内科チェアマンを務められ、昨年末定年退職された偉大な先生です。
研修医時代、チーフレジデント時代、専門研修に入ってからも幾度となく相談に乗ってくださり、いつも的確なアドバイスで導いていただきました。
あれはちょうど今から4年前のこと。
チーフレジデントも終わりに差し掛かった春先の頃でした。
進路や米国留学について、H先生に相談に伺いに行った時のことです。
部屋の壁に貼られているフレーズがふいに私の目に飛び込んできました。
戦国武将、山中鹿之助の句。 (江戸時代初期の陽明学者、熊沢蕃山の句ともいわれています。) |
何とも熱くなる句でした。
「僕はいつもこれを見て自分を奮い立たせてるんだよ。よかったらあげるよ。」
とおっしゃり、壁から剥がして私に下さったのです。
いつも傍で見守ってくれる、心強い、大事な宝物です。
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