ヒューストンはアメリカ国内でも珍しくおいしいレストランが多い印象です。
名物のTEX-MEX、おいしいステーキハウスやハンバーガーショップ。
本格中華料理や日本食も楽しむことができます。
とはいってもそこはやはりアメリカ。
日本全国から選りすぐりの食材が集まる築地で6年余過ごした身としては、新鮮な海鮮料理やおいしい日本酒を味わえなくなるのはやはり寂しい。
そこで、毎週のように通い詰めた絶品海鮮・沖縄料理店の「うみかぜ」で最後の晩餐をしてきました。
社長のSさんは元来和食の職人さん。
9年前から私の勤務先にほど近い八丁堀で海鮮・沖縄料理を経営しておられます。
Sさんとは3年前にひょんなことから知り合い、すぐに意気投合して以後懇意にさせてもらってきました。
「うみかぜ」の清潔な店内。 奥の座敷には松本零士先生直々のメーテル画があります。 |
「うみかぜ」の魅力はその本格的な沖縄料理はさることながら、何と言っても新鮮で貴重な海鮮料理と都内随一の品揃えを誇る日本酒にあります。
毎日早朝からSさん自ら築地市場で新鮮な食材を厳選し、常連さんに「うみかぜ通信」が送信されます。
この日のお勧め食材は
上品な脂ののった「松輪の黄金サバ」
神奈川県産 天然カワハギ
和歌山県産の天然本クエ
江戸前の天然平目
大間産の本マグロ
北海道産のキンキ
桑名産の地ハマグリ
房州沖のカンパチ
などなど。
お刺身に焼きに蒸しに煮付けに鍋にと、秋の味覚をたっぷり堪能させていただきました。
そして、それら絶品海鮮によく合うのが、都内随一の品揃えを誇る日本酒です。
その日の料理に合わせてSさんが選び抜いた自慢のお酒が振る舞われます。
「日本酒が飲めない」、という方でも、ここ「うみかぜ」に来れば必ず日本酒が大好きになってしまうのです。
またその杯には皆が驚かされます。
一杯200mlはあろうかという大きな杯に高級日本酒が惜しげもなく、なみなみと注がれるのです。
さて、この日のメインは米処山形県の代表作「十四代」です。
中でも大吟醸は独特のフルーティーな味わい、深い旨味、後味が辛くなくすーっと消えていく感じ。
やはり十四代はきんきんの冷酒に限ります。
幻の銘酒、「十四代」の大吟醸。 なんと餞として一升瓶をいただきました。 ヒューストンの皆様お楽しみに! |
帰国の際には必ず立ち寄ろう!
改めてそう心に誓ったのでした。
Sさん、ご馳走様でした!
どうぞお元気で。
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